新幹線の車内改札廃止

東海道新幹線で車内改札が廃止されます

検札廃止

東海道新幹線では、指定席でも乗車しているとほぼ確実に車内で検札に車掌さんがまわってきます。

 

仕事で疲れてガクっと幸せな睡眠の世界に落ちそう・・・な瞬間に
「お疲れのところ失礼します!」
「ただ今より切符を拝見いたします」
とまわってくる車内改札がようやく終わりを迎えます。

 

2016年3月26日から、グリーン席と指定席で廃止されました。
自由席は今まで通り睡眠の邪魔をしにまわってきます。

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JR東海の車内改札とは?

正式な呼び名

新幹線を中心とした鉄道では「車内改札」が正式な呼び名です。
「検札」とは本来は高速道路でキセル防止のため、通行券チェックを行うのが由来ですが、ネットでは鉄道も「検札」が多数を占めています。

 

冒頭の写真でも「車内改札」と記載しているのがわかるかと思います。
本記事では織り交ぜて記載しています。

 

目的は類似したところがありますが、間違った席に座っていないかなどチェックが主です。

 

車内改札の要領

新幹線が出発してしばらくすると、全席に車掌さんが回ってきます。
「切符を拝見します」と。
乗車券、特急券を見せ、チケットレスの場合はICご利用票を見せて小さなハンコを切符に押してもらいます。

車内改札印

 

乗客の方10人に1人ぐらいが慌ててカバンやポケットを漁って探す光景が良く見られます。

 

トイレなどで座席にいない場合はスルーです。
車掌さんによっては寝ている場合もスルーです。

 

2005年頃までは後からわざわざその座席まで車内改札に来るケースがほとんどでした。
私はいつになったら来るのかわからずに落ち着かなかったので、わざわざ自分から見せに行ってましたよ。
形骸化してきている状態を表していますね。

 

車内改札を受けなくても乗客側は何も影響はありませんでした。

 

 

他の新幹線状況

JR東日本では、2002年12月末までやはり車内で検札がありました。
JR九州ではもともと実施しておらず、JR東日本と比べるとJR東海では約14年遅れての廃止です。

 

 

JR東海が検札を続けてきた理由

JR東海の説明は以下のとおりです。

JR東海では利用客・運行本数が格段に多く、利用する方々が列車や座席を間違えてトラブルとなるケースが多い。
皆さんが快適に乗車できるようにするためにも検札してチェックをしますよ。

 

30年前の話ですが、私も子供の頃に名古屋-新大阪間を往復する機会が多くありました。
当時の新幹線予約システムではダブルブッキングが日常茶飯事。

 

自分の座席に行くと誰かが座っているのです。
切符をお互いにみると全く同じ。
子供だった私は大抵譲る羽目になり、「またかよ!ちっ」と思いを溜めてました。

 

新幹線だけではなく、飛行機も同じで各社ともダブルブッキングされてしまった人の為に常に空席を用意していました。
コンピュータの技術水準が低かったのが原因で最近ではあり得ないことですね。

 

その頃は検札は大いにすべきでしたが、現在は乗客側からするとまったく不要です。
長い年月をかけてようやく廃止に踏み切った感じですね。

 

 

車内改札が2016年3月以降も廃止されないケース

自由席

自由席では引き続き行われます。
指定席券で座っている人がいた場合に、予約されている指定席を空席化の処理をするためです。

 

指定席を買って自由席に座ることは問題ありません。
JR側は指定席が勿体ないので本人に確認した上で、以降の経路で別の乗客に販売します。

 

指定した座席に座っていない場合

車掌さんは携帯端末でどの座席が空席かがわかります。

 

車内改札はしないが、見回った際に空席のはずの座席に座っている場合は「きっぷを拝見します」と来ます。

 

使える人が限られる割引きっぷ

複数のパターンがありますが、代表的なのは学割です。

 

学割で乗車する場合には「学生証」などを携行する必要があるので、本当に学生かどうかチェックされます。

▽学割について→新幹線に学割で安く乗車する

 

 

そのほか、子供料金で乗車している座席などもチェックされる可能性があります。

 

推定ですが、見回り時に車掌さんが目で見て疑問に感じた場合は検札されることになります。

 

自動改札を通らなかった場合

なかなかチャレンジングなパターンでやったことはないです。
入場時に有人改札を通った場合ですね。

 

荷物が通しにくかったりする場合は自動改札を通らなくても有人改札の部分を通してもらえます。
事情も何もないと「自動改札を通ってください」と言われます。
昔は人がパチンと切ってたんですがね。

 

このケースでも座席が空いているのか、乗車したのか座席解放のためにもチェックが必要です。

 

 

車掌さんはなぜ空席かどうかわかるのか

新幹線では乗車する車掌さんは全員が携帯型の分厚い手帳のような端末を持ち歩いています。

 

新幹線の自動改札を通過すると、その情報は車掌さんの持つ携帯端末からチェックができます。
例えば空いている席の人が改札を通っているかといったことが全てわかるようになっているのです。

 

なので、本来は空席のはずの指定席に誰か座っていればすぐにわかります。
これを利用して検札を省略したり、声をかけたりしているのです。

 

 

まとめ

ようやくですが、JR東海も必要なケースに限って車内改札することになります。

 

「のぞみ」では必ず車掌さんが3人以上乗車しているのですが、2人にするなどスリム化ができますね。

 

新幹線全席の車内改札はかなり大変かと思います。

 

車掌さんを減らしすぎて用事があっても捕まえられないなどサービス低下は防止してほしいものです。
というか、呼び出しボタンをつけるのは無理ですかね。

 

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