新幹線の乗車率

新幹線の乗車率に関して

満タン

乗車率180%!とニュースで取り上げられると、さぞかし混雑している様子が想像できます。
ところで、この乗車率とは何を基準に発表されているのかご存知でしょうか?

 

新幹線の乗車率とは、自由席の座席数に対して立っている人の割合を示しています。

 

ゴールデンウィーク、お盆、年末年始には必ずニュースで触れて混雑度を乗車率で表現していますが、区間や列車、カウント方法はバラバラなので目安であって、統一性も指標もありません。
あくまで参考としましょう。

 

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乗車率とは

新幹線と在来線の基準は違う

乗車率とは鉄道共通で、定員に対して乗車した人の割合です。

 

新幹線では定員数は座席数なので、座席が満席の場合が乗車率100%です。
普通の電車では座席だけでなく、つり革や手すりを利用する人も含めて定員としているのでパッとわかりません。

 

新幹線の方がわかりやすいですね。

 

例えば新幹線の座席が100席だと仮定した場合、100人乗車すると100%。
150人乗車すると150%で、50名が立っている状態なのです。

 

新幹線で乗車率について報道される場合には、必ず「自由席の乗車率は〜」と自由席に限定します。
これは、指定席を立って利用する想定がなく、座席数以上にきっぷが発売されることはないからです。
そのため、新幹線の乗車率というのは、席が決まっていない自由席を指しているのです。

 

 

報道各社が発表している基準

一口に乗車率といっても、東海道新幹線の列車は多いときで一日に400本近い列車が走っています。

 

混んでいる列車も、空いている列車もあります。

 

各社は5、6年ほど前まではバラバラでしたが、最近では各社とも東京を6時00分に出発する始発「のぞみ1号」の博多行きを基準としています。

 

Uターンの場合は相変わらず基準はなく、各社バラバラで当日最も混雑した列車を独自に調査して発表しています。
帰りは各駅から分散して乗車するので、集中する東京駅のように目安は設けにくいのかもしれません。

 

のぞみ1号は、東京駅を出発する始発列車で、東海道新幹線で最も長い博多までの1179.4kmを4時間53分で走破します。平日・祝日を問わず毎日運行しています。

 

 

なぜ基準が「のぞみ1号」なのか

のぞみ1号は、東京駅発が6:00の始発列車ですが、博多には10:53の到着です。
大型連休では必ず午前中の列車が人気のため、終点までを含めると乗降客数が最も多くなります。

 

また、始発出発なので、早くから並ぶ人でホームも一番混雑しています。
映像的にもこのタイミングが一番混雑が表現できるという点も採用される理由かもしれません。

 

こういった、利用者数が多く、最長区間の走破する列車、列車番号がわかりやすいといった点から、「のぞみ1号」が基準とされるようになってきたのです。

 

 

どうやって数えているのか?

公開はされていませんが、目視が有力です。
新幹線ではありませんが、国交省の定める鉄道の混雑度を測定する方法にも目視が記載されています。
推測になってしまいますが、報道記者もしくは専門の人が数えているはずです。

 

機械測定やカウント方法が決められていれば、ニュース番組毎に差が出たりしませんが、実際は報道内容に差があります。
同じ列車でも乗車率150%、180%と発表されたり、「終日100%を超えました」と曖昧に報道したりするケースもあります。

 

 

乗車率の目安

新幹線ではない在来線ですが、国交省が混雑度の目安を発表しています。
新幹線に置き換えると180%が在来線の200%ぐらいが個人的な感覚です。
※国交省では乗車率という言葉ではなく、混雑度と表現します。

 

 

 

過去に発表された乗車率まとめ

東京発の博多方面(下り)

東海道新幹線の過去の乗車率(下り)のぞみ1号

連休名

ピーク日

乗車率

備考

2015年

年末

12月30日

150%

2016年

GW

4月29日

150%

2016年

お盆

8月11日

180%

新たな祝日「山の日」8/11。混雑も山

2016年

年末

12月30日

150%〜160%

フジテレビ系は160%、TBSは150%と報道。29日も150%(JR東海)

※本情報は報道各社が報道した乗車率を元に掲載しています。
※JR東海(あれば)の発表を最も優先し、未公表の場合には報道各社の発表を平均しています。

 

 

上り列車のUターンラッシュ

上りは基準が各社バラバラなので各公表値を区間、時間帯頃にまとめています。

 

2016年ゴールデンウィーク

5/4(ピーク前日)…のぞみ自由席の最大110%
5/5(ピーク日)…新大阪→東京ののぞみ自由席最大120%(午後3時3分発ののぞみ30号)

 

2016年お盆

8/14…博多→東京方面午前中の最大120%、午後130%。

 

2016年年始

1/3…15:30名古屋発の東京ゆき「のぞみ28号」200%(JR東海

 

 

運行本数について

昔と比べて運行本数も大幅に増えています。
2016年の年末から年始にかけて(12/28〜1/5まで)は一日平均で401本運行予定です。
2006年は一日290本が平均でしたので10年で100本以上増えています。

 

 

 

まとめ

新幹線では、年々運行本数は増えているが、それ程自由席の座席数は増えていません。
運行本数も、もう限界に近いようで年間で数本増やして時間も数分短縮するというペースです。

 

最近では、ネット予約で指定席に座る人が増えているので総じて自由席を利用する人も減っています。

 

 

報道される乗車率は、感覚的なもので事前に予想が数値で発表されることはありません。
「結果を知ってもねぇ」という感じです。

 

指定席の状況がわかれば、比例して自由席も混雑するので指定席の予約状況を参考にできます。

 

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