最終更新:2025/08/16 12:49:07
新幹線のきっぷは、乗車日の1ヶ月前、午前10時から予約・購入できます。これは全国のJR線の指定席・特急列車に共通するルールです。
旅行会社のツアーやインターネットの事前予約サービスでは、これより前から申し込みを受け付けている場合がありますが、実際に予約が確定するのは1ヶ月前です。それより前の期間はあくまで「事前申し込み」であり、席の確保が保証されているわけではありません。
この記事を読めば、新幹線の予約タイミングがはっきりと分かり、大切な予定も安心して立てられるようになります。
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新幹線のきっぷは、乗車日の1ヶ月前、午前10時から購入できます。駅の窓口、券売機、インターネットなど、どのような方法で購入しても同じタイミングで発売が開始されます。
発売日当日の朝10時より前に予約操作をしても、購入はできません。早朝に並んだり、ネットで待機したりしても、発売は一斉に行われるため、有利・不利はありません。
「1ヶ月前」は、単純に月を1ヶ月引いて計算します。たとえば、2025年2月22日に乗りたい場合は、1月22日の午前10時から発売が開始されます。
特に大型連休中は、発売開始と同時に席が埋まり始め、複数名で隣り合った席を確保するのが難しくなります。予定が決まっている場合は、発売日当日に予約できると安心です。
「1か月前の10時」とお忘れなく!
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「1ヶ月前」の同じ日付が存在しない場合があります。例えば、31日まである月と、30日や28日までしかない月をまたぐ場合です。その場合は、発売日が以下のように調整されます。
乗車日 | 発売開始日 |
---|---|
3月29日 | 2月29日 (うるう年) |
3月29日 | 3月1日 (うるう年以外) |
30日、31日 | 3月1日 |
5月31日 | 5月1日 |
7月31日 | 7月1日 |
10月31日 | 10月1日 |
12月31日 | 12月1日 |
(注)うるう年とは、西暦が4で割り切れる年です(2024年、2028年など)。ただし、100で割り切れて400で割り切れない年は平年となります。
大型連休中は早めの予約が必須です。特に混雑する年末は、発売初日に座席の6割ほどが埋まります。並び席を確保するためにも、事前に予約開始日を確認しておきましょう。
年末年始は、利用者が最も多い時期です。特に年明けのUターンラッシュは、カレンダーによっては混雑がひどくなることがあります。
日取り | 乗車日 | 発売開始日 |
---|---|---|
休日 | 12月27日(土) | 11月27日(木) |
休日 | 12月28日(日) | 11月28日(金) |
休日 | 12月29日(月) | 11月29日(土) |
休日 | 12月30日(火) | 11月30日(日) |
大晦日 | 12月31日(水) | 12月1日(月) |
元旦 | 1月1日(木) | 12月1日(月) |
正月 | 1月2日(金) | 12月2日(火) |
正月 | 1月3日(土) | 12月3日(水) |
平日 | 1月4日(日) | 12月4日(木) |
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2026年のゴールデンウィークは残念ながら2026年5月2日(土)~5月6日(水)の5連休です。その前の平日2日を休めば4月29日(水)からの8連休になります。
ゴールデンウィークの新幹線の予約は以下が一番早いタイミングです。
日取り | 乗車日 | 発売開始日 |
---|---|---|
昭和の日 | 4月29日(水) | 3月29日(日) |
平日 | 4月30日(木) | 3月30日(月) |
平日 | 5月1日(金) | 4月1日(水) |
休日 | 5月2日(土) | 4月2日(木) |
憲法記念日 | 5月3日(日) | 4月3日(金) |
みどりの日 | 5月4日(月) | 4月4日(土) |
こどもの日 | 5月5日(火) | 4月5日(日) |
振替休日 | 5月6日(水) | 4月6日(月) |
平日 | 5月7日(木) | 4月7日(火) |
江戸時代から盆休みは8月13日~16日と固定されています。2016年から8月11日が「山の日」として祝日に制定されたため、長期連休化しています。
2026年は微妙なカレンダー。土日から前後平日を挟んで山の日と、お盆の4連休です。間の平日2日を休めれば9連休です。
お盆の前後で新幹線の予約は以下が一番早いタイミングです。
日取り | 乗車日 | 発売開始日 |
---|---|---|
休日 | 8月8日(土) | 7月8日(水) |
休日 | 8月9日(日) | 7月9日(木) |
平日 | 8月10日(月) | 7月10日(金) |
山の日 | 8月11日(火) | 7月11日(土) |
平日 | 8月12日(水) | 7月12日(日) |
お盆入り | 8月13日(木) | 7月13日(月) |
お盆 | 8月14日(金) | 7月14日(火) |
お盆明け | 8月15日(土) | 7月15日(水) |
休日 | 8月16日(日) | 7月16日(木) |
平日(地獄) | 8月17日(月) | 7月17日(金) |
新幹線のきっぷは、購入後でも変更が可能です。ただし、変更後の乗車日も1ヶ月以内である必要があります。
窓口や自動券売機で購入したきっぷは、窓口で1回まで無料で変更できます。エクスプレス予約やスマートEXなどのネット予約サービスでは、何度でも変更が可能です。
JRのきっぷはすべて「出発日」が基準です。新幹線の場合、日付をまたぐ路線はありませんが、規程では「該当列車が始発駅を出発した日」の1ヶ月前と定められています。
修学旅行などの団体旅行も、きっぷが発券されるのは出発日の1ヶ月前からです。大口団体の場合、9ヶ月前から審査が行われますが、最終的なきっぷの発行は1ヶ月前となります。
団体旅行は通常、新幹線がガラガラの閑散期に計画されるので、満席になる心配はありません。
旅行会社が1ヶ月以上前からツアーの予約を受け付けている場合、新幹線のきっぷはまだ確定していません。席が確保されるのは、ほかのきっぷと同じく1ヶ月前です。混雑時期に旅行会社のパックが少ないのは、座席の確保が難しいことも理由の一つです。
新幹線の往復きっぷがありますが、この場合は帰りのきっぷの日付が基準になります。どうしても買う場合は行きと帰りをそれぞれの発売開始日以降に買う必要があります。
最近では往復きっぷはかなり減ってはいますが、買う予定の方はご注意ください。
往復きっぷで誤解が多いですが、割引きとなるのは新幹線の乗車券だけです。
自由席のきっぷも、指定席と同じく乗車日の1ヶ月前、午前10時から購入できます。
ただし、自由席は指定席のように売り切れることがないため、事前に購入する人は少ないです。多くの場合、乗車日当日に窓口や券売機で購入できます。自由席の特急券は有効期間が1日で、購入時に指定した日に限り、どの列車にも乗車できます。ただし、混雑して乗車できなかった場合でも払い戻しはありません。
売り切れがない自由席を先に買っておくメリットは少ないですが、あげるとしたら下記ケースがあると思います。
誰かに渡したい場合、準備万端にしておきたい場合の2パターンです。
まずは誰かに渡したい場合です。
遠方の家族や仕事、冠婚葬祭などチケットをとってあげて郵送してあげるのはちょっとした気遣いにもなります。その場合に先に買っておくという方法があります。
それならば郵送までしてくれるサービスを活用する方が買いにいかなくていい分楽です。
次に準備万端にしておきたい場合です。
乗車当日に確実に買えますが、所要時間に多少前後があります。窓口や券売機の混雑ですね。
あまり券売機なら混雑はしませんが、慣れていないとか、小さい子供がいると時間がよめないかもしれません。この場合は事前に駅に買いに行くのもありです。
万が一予定が変わる可能性があるケースであれば、ギリギリまで買わない方が賢明です。キャンセルになった場合に手数料などが取られてしまいます。
また、台風などは無料で払い戻しできますが、手続きが面倒です。
といったところから判断いただければと思います。総じてメリットは少ないと思います。
窓口で自由席を購入する場合、日付を言わないと駅員さんに当日分だと思って渡される可能性があります。
ほとんどの駅員さんは「本日ですね?」と確認してもらえるはずですが、明日以降の自由席きっぷを買う場合は「○○月○○日」分とお伝えください。
また、JR東海では大型連休は特に混雑する日は全席指定席で運行するようになりました。自由席では年末年始、GW、お盆の連休中は使えません。販売もしてくれないので間違えて買うことはないはずです。
「新幹線は1ヶ月以上前から予約できる」という情報を見かけることがありますが、これは正確ではありません。正しくは、「1ヶ月以上前から事前申し込みができる」ということです。
JR東海のエクスプレス予約、JR東日本のえきねっと、JR西日本のe5489、JR九州のJR九州インターネット列車予約など、各社がネット会員向けに事前予約サービスを提供しています。
いずれも、発売開始の1ヶ月前の午前10時に予約が確定し、結果がメールなどで通知される仕組みです。
JR東海は1年前から、それ以外の会社は発売開始の1週間前から申し込みができます。ただし、事前申し込みは抽選制であり、席が確定するわけではありません。
しかし、事前予約サービスには大きなメリットがあります。大型連休など予約が殺到する時期でも、発売開始日を忘れてしまったり、サイトにアクセスできなかったりする心配がありません。予定が決まっていれば、積極的に利用しましょう。
話が脱線しますが、ネット予約が普及する前は、この事前予約も人が行っていました。いわゆる「10時うち」という手法で、窓口や旅行会社の人が発売時間の10時ぴったりに予約操作をするというものです。
当時は担当してくれる人の腕がかかっていました。今は時代の流れで「10時うち」が事前予約の仕組みになり、公平にシステムによる抽選方式へと変わりました。
新幹線はいつから予約できるかをまとめます。
お子様連れの場合や、複数名で移動する際は、隣同士の席を確保するためにも、発売日当日の予約を心がけましょう。
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